糖化とは

若々しさを失っていく、いわゆる老化を引き起こす要因として、「糖化」が挙げられます。

聞き慣れない言葉ですが、老化の原因として知られている「酸化」よりも気をつけるべき現象です。

糖化とは、糖とたんぱく質が結合してできる物質「糖化たんぱく質」が、体内に溜まっていく状態を指します。

その糖化たんぱく質が「AGEs」という物質に変わっていく際に、体内の組織に悪い影響を及ぼすと言われています。

この変化の原因になるのは、脱水や酸化といった現象ですが、これらが活性酸素を生成したり、栄養成分の結合を妨げたりするのです。

体内でこのようなダメージを生ずると、細胞の働きが衰えて老化が進んでいきます。

このように、糖化たんぱく質が体に悪影響を引き起こすとはいえ、糖やたんぱく質そのものは、体にとって必要不可欠な成分です。

糖はエネルギー源とも言われる成分で、不足すると脳の働きが鈍ることもあります。時には意識障害などの重篤な症状を起こすこともあるほどです。

たんぱく質については、生命活動に欠かすことができない三大栄養素であることは、よく知られています。

また、糖と同様にエネルギー源としての働きもしています。

たんぱく質なしでは筋肉も血液も作ることはできないので、絶対に欠かすことができない栄養素です。

糖もたんぱく質もなくてはならない栄養素ですが、糖化を起こすと体に様々なダメージを生じます。

老化を防止するためには、糖化を防ぐことが大切です。

糖化による変化

老化の原因になると言われる「糖化」ですが、単純に「体が衰える」というだけではなく、病気を引き起こすこともあります。

その最たるものが、血糖の増加で、これは血液中に必要以上にブドウ糖がある状態です。

体内で起こる糖化の症状は自覚しづらいので、気付いた時には病気になっていたということも有り得ます。

自己判断ができるものでもないので、健康診断などで、定期的に血糖値をチェックするようにしましょう。

それと、糖化の悪影響が、肌にあらわれることもあります。

糖化とは、たんぱく質と糖の結合を指しますが、これが美肌成分のたんぱく質と糖の間で起きると、肌の状態が変わっていますのです。

例えばケラチンやコラーゲンなどのたんぱく質も、糖化を起こすと肌内部で固まってしまうのです。

そのせいで、肌の弾力が低下してキメが荒くなってしまったり、たるみを生じるのです。

それと、糖化によって生成される「AGEs」は、茶色を帯びているため、肌のくすみや黄ばみを引き起こします。

そのため、肌に透明感がなくなってしまうのです。

血糖の増加や様々な肌トラブルは、体内で進行する糖化が原因であるかもしれません。

肌が衰えてきたと感じたらスキンケアを見直すなどの対策もしていきましょう。

また、血糖値は自分で把握するのは難しいので、病院や健康診断できちんと調べてもらってください。

肌のトラブルを放置していると、どんどん老化してしまいますし、血糖値の増加については健康を損なう危険性もあります。

軽く考えずに気を付けていきましょう♪

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